お盆が終わりました。
久しぶりに家族が集まり、普段なかなか話せないことを話されたご家庭もあったのではないでしょうか。
先日も、あるお客様とお話ししていると、こんな近況を聞かせてくださいました。
「子供の進学に合わせて、そろそろ引っ越しを考えているんです。」
「先々、親のことを考えると、同居した方がいいのか迷っていて……。」
ご家族が集まると、自然とこれからの暮らしの話になりますね。
そして、その流れの中で、こんなご質問をいただきました。
「お盆に、相続について少し話が出たのですが……次に、何をすればよいのでしょうか?」
とても良い質問だと思います。
せっかく話が出たのに、次の一歩が分からず、そのままになってしまうのは、もったいないことです。
そこで今日は、「家族で相続の話が出た後、慌てずにできる最初の一歩」を、3つだけお伝えします。
① まずは、家族それぞれの「考え」を書き出してみる
いきなり結論を出す必要はありません。
「実家をどうしたいか。」
「これからどう暮らしたいのか。」
ご家族それぞれのお気持ちを、一度、紙に書き出してみてください。
頭の中だけで考えるより、言葉にするだけで、驚くほど考えが整理されます。
② 財産や不動産を、わかる範囲で整理してみる
「どこにどんな財産や不動産があるのか」を、今わかる範囲で構いませんので書き出してみましょう。
最初からすべてを正確に調べる必要はありません。
特に、ご実家などの不動産は、ご家族が詳しく把握されていないことも少なくありません。
まずは「わかっていること」と「わからないこと」を整理するだけでも十分です。
全体が少しずつ見えてくると、次に何を確認すればよいのかも見えてきます。
③ 意見が違っても、その場で無理に結論を出さない
これが一番大切なことかもしれません。
ご家族それぞれに、想いや事情があります。意見が食い違うのは、決して悪いことではありません。
「今日は、お互いの考えを知れただけで十分。」
そのくらいの気持ちで大丈夫です。
そして、話し合いを進める中で、
「これは自分たちだけではわからないな。」
「専門的なことも出てきたな。」
と感じられた時が、ご相談のタイミングです。
分からないことが出てきてからでも、決して遅くはありません。
以前のコラムでもお伝えしました通り、私は、まずご家族お一人ひとりのお気持ちを伺うことから始めます。
その上で、「何を確認すればよいのか」「どこから進めればよいのか」を整理しながら、ご家族と一緒に考えていきます。
第三者だからこそ見えること、お伝えできることもあります。
「話には出たけれど、次に進めない。」
そんな時こそ、どうぞお気軽にお声がけください。
すぐに答えを出す必要はありません。
ご家族が安心して次の一歩を踏み出せるよう、一緒に考えて参ります。
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